介護脱毛って必要?

【介護脱毛は必要ない?】介護支援専門員が介護脱毛のメリット・デメリットを徹底解説!

近年、芸能人も実践していることを公言している介護脱毛

言葉は知っているけど、実際どんなものなのか?なんとなく気になるという方も多いのではないでしょうか。

でも、なんだか脱毛サロンの謳い文句で流行っているだけな気もして、心配になりますよね。

そんな不安や疑問をお持ちの皆様に

介護業界に10年以上在籍し

在宅介護、施設介護の両方から

高齢者の生活に長く携わってきた私が

介護支援専門員(ケアマネージャー)の視点

介護脱毛の必要性について徹底解説します!

介護脱毛について気になっている方、必要性に疑問をお持ちの方はぜひ参考にしてください!

これから高齢者になる人は介護脱毛をやるべき

介護業界10年以上在籍しているケアマネージャーの私が結論をお伝えしますと

介護脱毛は必要か?という問いに対して

私は全員やるべきだと思います。

なぜなら、日本の抱える高齢化問題に対する一つの解決策が「介護脱毛」であるからです。

ではこれからその理由と根拠についてこれからお伝えしていきます。

介護業界のプロであるケアマネから見ても介護脱毛は必要なんだね。しかも、高齢化問題の解決までするってどういうことなんだろ?

介護脱毛とは

そもそも、介護脱毛とは何か。

はっきりとした定義はありませんが一般的には将来の介護が必要になった時に備え、デリケートゾーン(VIO)の清潔を保ちやすく体毛を整えておくことを指します。

介護脱毛を命名したリゼクリニックは以下の様に定義しています。

介護脱毛とは、「自分の老後を想定し、将来介護される立場になった際に清拭や排せつ後のふき取りなど第三者の介護者に負担とならないように、あらかじめデリケートゾーン(Vライン、Iライン、Oライン)の毛の脱毛をしておくこと」です。〜中略〜 2017年1月18日にプレスリリースとしてまとめ、メディアへ発表したのが『介護脱毛』誕生のきっかけです。

2017年1月18日調査リリース 参考:リゼクリニック


しかし、介護脱毛=VIO脱毛と定義することに何処か違和感があります。

介護の備えとしての脱毛はVIOに限った話ではなく

腕や足の脱毛によって免疫力の低下する高齢期にも

感染を防ぐ効果を期待できます。

また男性においては、介護の時短のために髭の脱毛をする人も増えています。

そのため、ここでは全身の体毛に対して介護を目的に脱毛することを「介護脱毛」と定義します。

介護脱毛とは|脱毛から未来の介護を考える介護脱毛って一体何?脱毛サロンの宣伝文句?介護に必要なの?そんな疑問に介護歴10年以上のケアマネージャーがお答えします!...

介護が必要になる前の40代から50代に人気のようね。夫婦でやる人も増えているらしいわ。

介護脱毛が超高齢社会を救う!?

40年後の日本は老人だらけ!?

ここからは、少し視点を変えて日本の高齢化事情について見てみましょう。

日本は2010年に総人口に占める高齢者の割合が21%以上になり「超高齢社会」へと突入しました。

内閣府「令和4年版高齢社会白書」によると
令和 3 年 10 月 1 日現在、日本の総人口は1 億 2,550 万人。そのうち65 歳以上人口は、3,621 万人で総人口に占める 65 歳以上人口の割合(高齢化率)は 28.9%。
更に「75 歳以上人口」の総人口に占める割合は 14.9%となっています。

43年後の2065年には、約2.6人に1人が65歳以上、約3.9人に1人が75歳以上。1.3人の現役世代(15歳〜64歳)が1人の高齢者(65歳以上)支える社会構造になります。

つまり、今40歳の人が83歳になり、介護が必要になっても、自分と同じような高齢者同士で支え合わなければならないということです。

高齢者が高齢者を介護する

高齢者が高齢者を介護する「老老介護」が当たり前ってことだね・・双方が倒れないか心配だわ・・

ちなみに「83歳まで生きてないよ」と思う方もいるかもしれませんが、

2022年版の世界人口白書によると

日本人の平均寿命女性で88歳男性で82歳と共に世界最長です。

つまり、現在40歳の方の多くが40年後も存命している可能性は大です。

更に、このデータは2022年現在のもので、

40年後は更に平均寿命が伸びていることでしょう。

さて、これらの数字が示唆することは何か。

この先高齢者になっていく人は

現在の高齢者のように若い世代に介護してもらえず

介護を受けられない、高齢者同士で助け合わなければならないということです。

現在は家族や福祉・介護職が高齢者の介護の担い手となっていますが、

この先更に少子化も加速し、高齢者が増えれば、

家族介護はもちろん厳しくなります。

そして介護職も現在より多数の高齢者の介護を行わなければならず

介護の仕事は必然と激務化していくことでしょう。

そうなると介護職の人材も減少していく一方です。

老後は介護施設に入ろうと思ってお金を貯めていても

その介護施設で働く職員がいなくて入居できないという事態も起こるかもしれません。

そこで、これから介護を迎える現役世代に考えていただきたいことは

いかに介護状態を予防するか、ということです。

以前の投稿【解説!】介護脱毛をケアマネが語るワケ でもご紹介した通り、

今後は介護予防をする人としない人では、大きく人生が変わってきます。

介護になってからではなく、介護になる前から準備することが大切です。

介護脱毛で介護予防

でも一体、今からできる介護予防ってなんでしょう。

その一つの答えが「介護脱毛」だと思います。

脱毛をするだけで、介護が不要になるわけではありません。

しかし、介護が必要になる前から、ムダ毛の脱毛をしておくことで、

自分の肌を長く清潔に保つことができ

トラブルの起きにくい肌づくりを期待することができます。

更には、VIO脱毛をしていれば

介護が必要になりオムツ交換をしてもらう時にも短時間で済むことができ

介護を担う人に負担をかけずに済みます。

こういった細やかな介護への備えの一つ一つが

後に迎える時代を有意義に生きるヒントとなります。事前に備えをしていれば、皆が困っている時に涼しい顔で老いを迎えられるようになっているはずです。

食事・運動・生活習慣と共に今後は「介護脱毛」を考えることも大事な介護予防の一つになる日が来るかもしれませんね。

介護脱毛のメリット・デメリット

介護脱毛を行うに当たってはメリットもありますが、もちろんデメリットもあります。

  • 尿もれが始まった時に、尿取りパットやリハビリパンツ内が蒸れずに衛生的に保てる
  • 将来、一人で排泄ができなくなった時、清拭や洗浄が楽にでき、介助時間の短縮になる
  • 皮膚トラブルを起こしにくく、かゆみ等のトラブルが起きても、軟膏等を塗りやすく効果が反映されやすい
  • 脱毛時、脱毛の方法によっては痛みを伴うものもある
  • 脱毛後、温泉などの公衆浴場での人の目が気になる事もある
  • 脱毛の種類によっては高額な費用負担が発生するものもある

介護の備えとして介護脱毛やってみたいけど、自分の老後がイメージ湧かないからまだ少し踏み出せないなぁ・・

こんな人には介護脱毛はオススメしない!

ここまで、日本の高齢化事情に即して介護脱毛の必要性をお伝えし、脱毛のメリット・デメリットについて解説してきました。

でも、結局のところ、自分の「毛」やに対する価値観は人それぞれです。

日本の介護問題解消のためには介護脱毛をする人が増えることが良いですが、

ケアマネージャーの立場としても「絶対に全国民が介護脱毛してほしい」とは思いません。

例えば髭や腕毛を伸ばしていることが“男らしい”と感じ誇りを持っている方もいます。

女性でも、“毛を剃るなんて恥ずかしい”と思う方もいます。

介護や福祉は、できなくなった生活行為を手伝うだけでなく、

人生で積み重ねてきた価値観に共感し、尊重することも大切な仕事です。

ですから、一律に介護脱毛を勧めることはありません

また条件によってはオススメしない場合もあります。

介護脱毛をオススメしない人

介護脱毛をオススメしない人はこんな方です

  • 髭や体毛が自然体であることが好き
  • 自身の未来の介護には興味がない
  • 1ヶ月3000円以上の支出は難しい
  • 脱毛したい体毛が白髪になっている
  • 肌がとても黒い

「今の生活が全てで、先々のことはその時になってたら考えればいい」

という思いの方には介護脱毛は向いていません。

介護に備える気持ちがない方が施術すると

「痛い」とか「思ったよえりお金がかかった」と

デメリットしか浮かばず後悔が多くなるからです。

脱毛したい毛が白髪の人もオススメできません。

脱毛クリニック等で使用されているレーザーはメラニンに反応するよう

作られているものが多いため、白髪には反応しづらくなっています。

また反対に、強く日焼けした肌には火傷の原因となるため照射できない場合もあります。

もしも、白髪や肌の黒さがあっても脱毛をしたい場合は、

事前に医師からカウンセリングが受けられる

医療脱毛クリニックでしっかり相談してから決めましょう。

介護脱毛をオススメする人

一方、私が介護脱毛をオススメする人はこんな人です

  • 40代・50代でまだまだ介護には程遠いが、自分事として考えられる
  • 育児や仕事も少し余裕が出てきて、自分自身のメンテナンスの時間が取れる
  • 将来、配偶者や子供等に介護される可能性がありできるだけ家族に負担をかけたくない
  • 介護脱毛の費用を将来の自分への投資と考えられる

先のことを考えて将来起こりうる介護に備えたい気持ちや

未来の家族や後輩たちに負担をかけたくないという思いある方は

介護脱毛をすることで

自分を世話してくれる人へ未来への贈り物をしたことになります。

今は脱毛にかかる支払い方法も多様化したことで

お小遣いの範囲で通えるクリニックも多くなりました。

月額料金2000円程度で全身脱毛ができるクリニックもあります。

今脱毛にかかる料金は、将来ヘルパーに支払うお金を先払いしていると言えるかもしれません。

ヘルパーが毎日1回30分オムツ交換等の身体介護を行う場合
(身体1=248単位で計算)

▶︎1ヶ月:約7000円〜8000円

ヘルパーが毎日1回60分オムツ交換等の身体介護をする場合
(身体2=394単位で計算)

▶︎1ヶ月:12000円程度

オムツ交換がどれだけスムーズに終わるかどうかも、老後の家計には大問題です。

むしろ、人によっては、将来の介護費用と相殺してもお得になる方もいるかもしれません。

だからこそ、将来を計画立てて考えることは大切です。

オススメの脱毛方法とタイミング

オススメの脱毛方法

ここまでみて、介護脱毛をしたい!という人にオススメする脱毛方はズバリ医療レーザー脱毛す。

医療レーザーは、医師や看護師に体調を相談しながら行えるメリットがあるため、健康が気になり始める40代50代にオススメです。

価格は光脱毛(フラッシュ脱毛)に比べて高額になる傾向がありますが

その分効果を感じやすくなり

一般的に、光脱毛は医療レーザー脱毛に対し2倍の施術回数が必要と言われています。

セルフ脱毛器によるホームケアは、

サロンよりももっと微弱な光のため根気強く発毛サイクルに合わせて

ケアしていく必要があります。

そのため、いつの間にか倉庫に追いやられている・・なんていうこともあります。

(筆者体験談。。)

なので、確実な効果を短期間で得たい人は、


費用がかかっても、しっかり効果の出る医療レーザー脱毛をオススメします。

若い頃は、安さ重視だったけど、質の良いパフォーマンスを求めるには相応のコストも大切だと分かるようになってきたわ

介護脱毛はいつやるべき?

タイミングとしては、できるだけ早いうちに施術されることをオススメします。
白髪や持病があっても脱毛ができるサロンもあるようですが、まだまだ件数は少ないようです。
なので、自分の通いやすい条件でサロンを探すためにも、
白髪や持病が少ない、早い年齢のうちに施術されることをオススメします。

また、40代50代から早くも脳梗塞や認知症などの大きな病気になり、介護が必要になる方もいます。
そうなると、脱毛どころではなくなってしまいますので、健康であるうちに脱毛できることがベストです。

介護保険料を支払うのは40歳からだけど、介護保険のサービスを受けられるのも40歳からなのよね。それだけ健康リスクがあるってことなのね。

まとめ

どうでしたか?
皆さまの老後のイメージが膨らみ、「介護脱毛」に対する不安や心配は少し拭えたでしょうか。

皆さまの介護をお支えするケアマネージャーという立場からは

できるだけ多くの人に介護脱毛を行っていただきたいと思っています。

それが、これから高齢者人口のピークを迎える日本の介護問題の一つの解決策になるからです。

老後を考えたときに、介護してもらう人の時間を大切にし、そして何より自分の時間を大切にしたいと感じる人は、介護脱毛を検討されてはいかがでしょうか。

このサイトが介護脱毛について知りたい、または悩んでいる方の一助になれたら幸いです。

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